
和名倉 百年の森づくりの会 懇親会 (2001/10/28)
計画:
和名倉百年の森づくりの会
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途中、武州日野でSL列車との交換があって
三峰口の駅に2時15分定刻に電車は到着。
バスの時間がWWWに載っていたものとは変わっていて、25分発は福祉センター行きになっており、秩父湖行きは50分発だった。
昼ご飯は東飯能まるひろの天丼ちゃそば弁当だけたったので物足りない。
秩父湖でも多少の食糧は手に入るが三峰口でなにか食べておきたかった。
しかし、時間が半端で駅の周りをうろうろしているうちに秩父湖行きが来てしまった。
乗客は僕のほかに外人カップルのみ。黒人の男と白人の女たった。彼は運転手にバスが秩父湖行きであることを確認した。
大輪からの道は「林道」レベルの道幅のところがある。
その道を観光バスやら、山梨方面からの大型貨物車とすれちがわねばならない。
完全に道路の容量を超えている。特に石油や液体の危険物を運んでいるローリーとの擦れ違いにはひやひやする。
この国道140号「彩甲斐街道」がよく利用されているのはご同慶の至りだが、大事故が起こる前に拡幅しておくべきだ。
バスは終点の秩父湖につき、折り返しで三峰口に戻るハイカーが多かった。
外人カップルは案内地図でユースホステルの位置を確認している様子。しかし、横文字が併記されていないので難渋していた。
バスが行ってしまって辺りが静かになったので聞いてみた。
ぼくのほうは、時間を気にせずダムサイトを20分ほど歩くだけだ。
「きみたちはユースホステルに行こうとしてるのか?」
「そう」
「それじゃ、歩行者トンネルを越えた湖の北側たが、この地図にははっきり描いてない。
あそこに案内所があるから聞いてみよう」といって、バス停の隣の山小屋風の建物に入ってみた。
ところがここは案内所てはなくて、近くの精神障害者施設「ひかりの村」がやっているパンやだった。
ここで最後の食糧を手に入れつつ道を尋ねたが要領を得ない。
ユースホステルに直接聞いてみようと公衆電話を探して道を渡り、酒屋の前に来た。
そこで電話してみると、今晩は満員だという。明日、大滝村の「荒川源流祭り」という催しがあって、
ユースは満員、他の民宿は祭りの準備のため休業しているのだった。
酒屋の中に入って女将さんに聞いてみたがらちがあかない。
彼らは一泊二食で6〜7000円までなら出すと言っているが、その程度で泊まれる民宿は軒並み休業している。
いまならまだ秩父あたりまで引き返せる。しかしかれらには、そのつもりはなさそうだった。
面倒な事になるのを予想しつつ、ぼくのねぐらである秩父山寮に電話してみた。
出たのは植林グループのひとりだった。
「ここは国の施設だから、事前に許可がないと泊まれないんだよ。」
「そうですか。やっぱり無理ですか。僕自身、この会に参加するのは初めてですし、あつかましすぎますよね。」
「まだ会長が山から降りてきてないんでわからないけれど、もし全然泊まるところがないんだったら、テントがあるけどね。」
彼らに向かって
「コテージの外のテントなら泊めてやれるって」
「あー、それで十分です。お願いします。」
「ただ、、必ず泊まれるというわけではないよ。」
もう一度、秩父山寮の人に確認したところ
「まあ、連れてきてみれば? 悪いようにはしないから。」
ということだったので、食糧(といってもパンとジュースくらいしか売っていないのだが)を
いくつか調達して二瀬ダムへのトンネルに向かって歩きだした。
「わたしたちは大宮の県立高校にLTとして英語を教えにきてるんです。」女のほうが言った。
「わたしはイギリスのロンドンの近くから」、
「ぼくは南アフリカのケープタウンから来てるんです。」
「あー、そうなの。でもまた秩父湖とはずいぶん奥まで来ましたね」
「ええ、静かなところに来たくて。
今 東武野田線の七里(ななさと)に住んでるんですが、それが線路際だもんで週末になって逃げ出してきたというわけです。」
「この季節はコーヨーがきれいなんでしょう?」
「ここの高さだとちょつと早いかな。ここは標高600Mくらいですからね。
いまは、あの尾根のあたり1400Mくらいがいちばんきれいでしょう。」
ダムサイトを歩きながら、たわいない話が続いた。
数箇月ぶりに英語でしゃべっているので、
脳内のいつも使われてない回路に電流が走って、心地よい興奮状態になっていた。
「あの尾根の近くに白いプレートが見えますか?あそこが1400Mですよ。
ぼくたちはね、この山域に広葉樹を植林するボランティア活動で来てるんです。もっともぼくははじめての参加なんだけども」
ダムを渡り終えて山かげに入っていく。
秩父山寮はすぐ近くだったような気がしたが、肺病病みのせいかずいぶん息が切れる。
英語でしゃべりつづけながら歩いていると、頭がくらくらしてくる。
「ああ、あれだ。あれが秩父山寮だ。」
見覚えのある赤い屋根の鉄骨造の立派な三階建てだ。
数台の車が前に停めてあり、館内には数人の人影が見えた。
まずぼくが入って電話で話した事情をもう一度説明した。
会長の部隊が帰ってくるまでわれわれは廊下のソファに所在なくすわっていた。
この鉄骨造りの建物は暖房がぜんぜん入っていない。ぢっとしていると底冷えがしてくる。
「ここは国の施設だから、埼玉大学関係者しか泊めないのが原則なんだよ」
とさっき聞いたことを繰り返される。
「今回は、「百年の森づくりの会」の会員として名簿に載ってる人だけが許可された人、というわけだけれども」
そうこうするうちに会長の部隊が帰ってきた。今晩、山中に露営するはずだったチームも降りてきてしまった。
会長いわく、
「臨時に入会したことにすれば」といってくれて、二人は駐車場のテントではなく、室内に泊めてもらえることになった。
ぼくをこの会に招きいれてくれたAさんも帰投してきて、Aさん、Tさん、David(南アフリカ人),Catharine(イギリス人)とぼくの
5人で二階の部屋に雑魚寝することになった。
夕食は埼玉大学ワンゲル部の現役諸君がつくってくれるということで、ぼくたちは食堂でテレビを見たり、
かれらは喫煙したり。
シャワーもあるのだが、館内が寒すぎて使う気になれない。手持ちぶさたのまま夕食の時間まで布団を敷いたりして過ごした。
夕食は、まるでキャンプのときのような献立。どんぶりにおでんが盛られてきた。
酒はふんだんにあって、よく冷えたビールも出たし、ぼくが持ち込んだ〆張鶴のほかに立山という日本酒の一升瓶、
そのほか 洋酒や焼酎もあった。 それとポテサラなど、乾燥品をもどしたのか、つけあわせがいくつか出た。
二人に、費用はわりかんだといって \2,000ずつ徴収したが、ちょっと不審に思ったかもしれないな。
翌朝の食事ももちラーメン(のびて汁気がなくなったやつ)だけだったから。 酒が多すぎて負担額が増えたんだろう。
静けさを求めて秩父湖にやってきたかれらだったが、山やの宴会にまぎれこんでしまう形となった。
パキスタンのビデオを編集してもってきている人がいて、それを鑑賞したり。
会長の強権で現役女子部員が「野バラ」を歌わされていた。Davidもそれに答えてドイツ語の唄"Dein
ist meiner ganzes Herzes"
とかいうのを歌った。
食べるものはおでんのほか出てこない。酒ばかりが残るようになって、8時過ぎ。お開きとなった。
翌朝の食事のとき、前日の活動報告があった。
仁田小屋の尾根に「一歩の森」と称して、13本のブナの若木を植えたが、ネットで囲っていたにもかかわらず、
3本が熊や鹿に傷つけられて生き残れなかった。若木といっても4mもあり、30kgの重さだそうだ。
今後は密植しないで、尾根のところどころに一里塚のように植えたらどうか?という案も出た。
仁田小屋尾根に向かう林道は崩落が激しく、復旧は期待できないそうだ。今後の作業は難航するだろうとのこと。
どんぐり拾いをした組がいうには、この時期は、くまが冬眠に備えて木の実を食べてしまうので、
もっと早く、9月ころにどんぐり拾いをしたほうがいい、ということだった。
翌日は、朝から冷たい雨。 その日の活動はなく、Aさんの車で我々も一緒に連れて帰ってもらうことになった。
道中、大滝村の村営温泉に寄ろうということになったが、さらに時間があるので三峰神社にも寄っていくことにした。
標高1,300mを越える三峰は、対岸の和名倉と同じ高さだ。 三峰は舗装の車道がついていて観光バスも登ってくるが、
和名倉には道はなく、熊と鹿の楽園。これは好対照だ。
【同行者】 なし 単独
【交通】
行き: お花畑 13:5X (秩父鉄道) 14:15 三峰口 14:50
(西武観光バス) 15:15 秩父湖 16:00
(徒歩) 16:30 埼玉大学・秩父山寮
帰り: 埼玉大学・秩父山寮 9:XX (会員のくるま) 三峰神社 9:55
大滝村営温泉・遊湯館
11:50 西武秩父駅前 そばや - 飯能 -
川越 -(日野コース)- 13:10 日野沢(1,100m)に迷い込む 15:00
三又(780m)(コースに戻る) 15:30
林道に出る(580m) 16:25 武州日野駅

参考ページ:
http://www.cc.rim.or.jp/~kaz/okutitib/kumakura.html
http://www.sppd.co.jp/midi/mms/trk/kumatori/
http://www.asahi-net.or.jp/~ce6n-mngw/yama25.htm
http://www2s.biglobe.ne.jp/~DSN80012/h9905003.htm
http://www.ne.jp/asahi/hiking/our-time/mt.kumakura.htm
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~gyosho/romanrep/111.htm
http://urawa.cool.ne.jp/bunbun14/yama01/kumakura/kumakura.htm
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